予備校レポート Yobiko Report

「佐野らーめん店」で新しい人生を歩んでいく受講生や講師の方たちを、佐野らーめん予備校スタッフが直撃取材しました。

10

ゆるぎない自信をもたらしてくれた
繁盛店での3年間の修業。

受講生
青竹手打ち佐野ラーメン 加州屋
小林 加州也さん
作成日 2023.05.18

今回のレポートは、2023年6月2日(金)のオープンに向けて、日々準備に忙しい小林加州也さんをフィーチャー。佐野らーめん予備校を卒業後、開業に向けて超人気店「麺屋ようすけ」での本格修業を選んだその理由を伺いました。

ゆったりとスペースを取った35席、修業をしたからこそ自信をもって選べた物件。

オープンまで1ヶ月を切り、急ピッチで内装工事を進めているお店を見せていただきました。元居酒屋だというこちらの店舗は、浅沼町の交差点からすぐ近く、駐車場も店内も広々とした好物件です。「40席取れるスペースですが、あえてゆったり間隔をもって35席にしました。」と小林さん。「修業していなかったら、半分くらいのサイズのお店を選んでいたと思います。でも、修業先では60席を回していたので、40席までなら一人でも十分回せると思っています」。店内を見渡しながらそう話す横顔は、自信に満ち溢れていました。

自分のキャパシティを広げるため、修業することは最初から決めていた。

基礎研修などが修了した後すぐに独立する方もいる中、超人気店「麺屋ようすけ」で3年間修業された小林さん。どうして修業の道を選んだのかを伺いました。「実は、修業をすることは最初から決めていたんです。飲食店の経験はあったので、そこまで不安があった訳ではありません。でも経験があるからこそ、自分の枠を広げるという意味での修業は絶対に必要だと感じていました。実際、1日1,000人を超えるような超繁盛店での経験は、自分のキャパシティを大きく広げてくれました」。と教えてくれました。

カウンターから丼を出すイメージ。

「修業とはどんなに厳しくても、辞めなかったものが勝つ」

修業がどんな日々だったのか、具体的に伺いました。「一言でいうと、過酷です(笑)。」それでも修行してよかったという小林さん。「弟子として入っていますので、その店のノウハウをすべて学ぶことができます。とくに「麺屋ようすけ」の田邉社長は、何もかも惜しみなく教えてくれる人。独立したい人に対しても同じです。独立したい日を決めたら、逆算して目標を決めていき、準備ができたら声をかけてくれます。ただやっぱり、心が折れそうになることはあります。そのときは、以前どこかで耳にした『修業とはどんなに厳しくても、辞めなかったものが勝つ』という言葉を、心の中で繰り返してなんとか乗り越えました」。佐野らーめん予備校の卒業生に、修業をすすめるか問うと、「間違いなく修業することをおすすめします。独立した今も、困ったときにはすぐに相談にのってもらえていますし、正直、修業にはメリットしかありません」。と笑顔で答える小林さん。それは、修業に勝利した晴れやかな笑みでした。

修業先の「麺屋ようすけ」。平日のお昼前でも駐車場はすぐに車でいっぱいに。

イベント出店やSNS運用のノウハウなど、店舗運営以外の貴重な経験も。

「麺屋ようすけ」で修業したからこそ、学べたこともあったという小林さん。「全国レベルの人気店なので、日本全国のイベントに出店する機会があるんです。長期もあれば短期もあって、だんだん任されるようにもなって。それらを学べたのは大きかったです。もし、今お声がけいただいても、どんなイベントにも自信をもって出店できます。また、日本を代表する人気実力店主たちが入れ替わりで出店する「ラーメンWalkerキッチン」に参加させていただいたおかげで、スターシェフとして登録していただき、とても大きな自信となりました」。今回、開店に向けていち早くSNSのアカウントを用意したことも田邉社長からの教えだそう。「言葉で教えてもらったわけではないのですが、「麺屋ようすけ」がSNSをどんな風に運用しているか、それがどんな反響をもたらすかを目の当たりにしてきたので、自分でも自然とやっていこうと思いました」。経験、そして見習うべき方を身近に感じる。まさに修業した方にしか分からない恩恵かもしれません。

腰を痛めているラーメン屋さんにお伝えしたい小林流スクワット。

スタンダードな中に新しさを感じる自分らしい一杯を追求していきたい!

最後にこれからどんな佐野らーめんをつくっていきたいかを伺いました。「もう頭にイメージはあるんです。そのイメージに少しでも近づけていくためには、自分の腕を上げてくしかないと思っています。いわゆる“佐野らーめん”としてのスタイルの中にも、実はその店それぞれの特徴があります。その独自性をどう出していくかが肝心だと思っています。また、佐野らーめんの先輩や仲間たちと話すたびに、佐野らーめんにはまだまだ伸びしろがあると確信しているんです。もっともっと認知度をあげて、全国に通用するブランド力をつけていきたい。そのためにできることはなんでもやっていきたいと思っています!」と、熱い想いを力強く話してくださる姿には、次世代の佐野らーめんを担っていくプライドと決意が込められていました。佐野らーめん界に期待の新人が登場しました。

店舗情報

予備校レポート一覧

「独立の夢を叶えた卒業生」記事はこちら