予備校レポート Yobiko Report

「佐野らーめん店」で新しい人生を歩んでいく受講生たちを、佐野らーめん予備校スタッフが直撃取材しました。

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佐野らーめん店を開業したい人を
サポートしながら、既存店の繁栄、
そして佐野市全体の活性化を目指す!

佐野らーめん予備校
若田部 賢共同代表
作成日 2021.11.22

若田部賢共同代表

今回ご紹介するレポートは、佐野らーめん予備校の若田部共同代表。どのような考えで佐野らーめん予備校を運営し、予備校生を親身にサポートしているのか。様々な観点からお話をお伺いしました。

佐野らーめん予備校が始まったきっかけを教えていただけますか。

佐野市の人口が減少傾向ということもあって、どうすれば佐野市へ移住してもらえるかという話を聞いたことがきっかけでした。そこで、まずはどこに住むにしても仕事をして安定した収入を得ることは必要だと思いました。また、近年、全国的に空き家問題が話題になっていますが、佐野市も同様だったので、その空いている場所を使って店を出してもらおうと考えたんです。こういったことがきっかけで移住して佐野らーめん店を開業してもらったらどうかということになりました。

教室では独立開業に必要な知識や助成金の申請方法など幅広く学びます。

教室では独立開業に必要な知識や助成金の申請方法など幅広く学びます。

数ある選択肢がある中、安定した仕事として佐野らーめんを選んだ理由はなんですか。

佐野市を代表する名物ということもあり、市内には佐野らーめん専門店が約150店舗あるのですが、過去10年間のデータを調べて見ると廃業率は10%ほど。入れ替わりが早いラーメン業界において、佐野らーめん店は廃業率が割と低かったんです。これなら、安定した仕事として選んでいただいても大丈夫だと思いました。

予備校生には、ラーメンづくりの経験がない方も多くいらっしゃいます。全くの初心者でも、独立開業を目指せるようになる仕組みづくりを教えてください。

市内で佐野らーめん店を経営している方に講師になっていただき、スープづくりから麺づくりまで教えていただいています。
中には、営業時間後に厨房を見学させてくれたり、営業時間前に仕込み風景を見学させてもらいながら、自分の店のスープで使う具材まで教えてくれる方もいらっしゃって、予備校生にはかなり勉強になると思います。

店のスープのレシピまで教えてくれるんですか?!

全員ではないですが、いらっしゃいますよ。皆さん同じように言うのですが、同じ材料を使って同じ分量でつくっても、同じ味には出来ないそうなんです。その方達も新人の頃に師匠から教えてもらったとおりに作っても、同じ味のスープを再現できなかったそうです。佐野らーめんの奥深さと同時に、長年培ってきた料理人としての自信も感じました。

佐野らーめん予備校の実際の厨房写真です。本格的な調理器具が揃っている環境で、実践で学ぶことが可能です。

佐野らーめん予備校の実際の厨房写真です。本格的な調理器具が揃っている環境で、実践で学ぶことが可能です。

独立開業を希望する方の経営面でのフォローはいかがですか。

基礎研修の期間中に、金融機関をはじめ、社会保険労務士、中小企業診断士などの各種専門家がレクチャーします。ラーメン店を開業するにあたり必要な知識から、融資に必要な事業計画書の書き方や原価計算、助成金などの申請方法まで、全てにおいて分かりやすく学ぶことができます。授業は基礎研修期間中に行いますが、いざ開業をする際に、改めて疑問点などが出てくると思います。そのため、継続して相談できるような体制を整えています。

予備校生の条件として、佐野市への移住もありますよね。

市内の不動産業者の協力も得ながら好みの部屋のタイプや家賃など、希望を伺ってご紹介しています。予備校生は県外の方がほとんどなので、観光で訪れたことがあったとしても、佐野全体のことは知らないんですね。初めての地で、住居を探すのは不安だと思いますので、そのような点もケアできるように心がけています。

開業する方にとっては、店舗の相談もできるということですね。

はい、住居だけでなく店舗のご紹介もしています。前回のリポートで登場した菅原さんの店舗は一緒に探させていただきました。厨房には必要な設備が揃っていた居抜き物件でしたので、可能な限り初期投資を抑えることができたと思います。それぞれの方にあった条件を踏まえ、できるかぎり最適な物件をご紹介できるようにしています。

佐野らーめん予備校を通して、将来の希望や理想の形はありますか。

1番の希望は、市内にある既存店がよりいっそう繁栄することです。これまで「佐野らーめん」というブランドをつくってこられた既存店が繁栄していないと、佐野らーめんを作りたいと希望する人は来ないですし、魅力ある既存店があるから修行したい、その人たちに教えてもらいたいと思うんです。新店舗だけが繁盛していても、佐野市の繁栄には繋がらないと思っています。

新店舗も既存店も、佐野らーめんブランド全体が繁栄することが1番の希望と語ってくれた若田部共同代表。

新店舗も既存店も、佐野らーめんブランド全体が繁栄することが1番の希望と語ってくれた若田部共同代表。

新店舗も、やがて佐野らーめんを代表する既存店になるわけですよね。

そうなんです。だからこそ、強制ではないですが、青竹手打ちらーめんの作り方も伝えるようにしています。技術の継承、先輩たちが築いた伝統を次の世代に繋いでいくのも佐野らーめん予備校が存在する意義だと思っていますので。

最後に、始めるかどうか迷っている方に一言、お願いします。

迷っているということは、心の中に少なからず“やってみたい”という気持ちがあるはずです。その気持ちを眠らせたままにしておくのは、もったいない。ラーメンづくり、経営面、住居など、各専門家が指導し、そして佐野市役所も全面的にサポートしてくれます。総合的に安心材料がとても多い環境ですので、まずは思い切り門を叩いて欲しいですね。

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